京都第7団のカブスカウトは、小学2年生の9月から5年生の8月までの男の子を対象にしています。「自分で考えて行動できるようにする」「いつも元気に活動する」「チームワークを大切にする」ことを目標とし、自立心や創造力を養います。
「自分で考えて行動する」
これができるようなスカウトになって欲しいと考えています。準備して、取り組み、結果を振り返るといったことは、大人になっても続く活動です。カブスカウトでは自分で考える練習となるような活動をしていきます。
たとえば野外料理ひとつをとっても、何を作るか、材料、お金、調理の手順、役割分担など考えることはいっぱいあります。こうした活動の中で、自ら考えて創り出す楽しみを感じて欲しいという思いがあります。
プログラムは毎年ある程度固定にすることで、内容を知っている年長のスカウトが年少のスカウトの手助けをできるようにしています。助け合う中でチームワークも身につけていくことを目指しています。
カブ隊の活動の一部を紹介します。
7団カブ隊では毎回テーマを決めて野外で料理をします。「カレー」「シチュー」「○○定食」など。ただメニューを決めるのも面白くないので、使える食材やカレーの色を「しんけいすいじゃく」や「くじ」で決めるのです。「カレーに野菜しか使えへんの~」と嘆く声、「茶色のシチューってカレーじゃないの」という声など、運の要素も取り入れて、偶然の産物を生むこともしています。
メニューが決まったら、計画を立てます。必要な食材、調理道具は何か、役割分担、開始から食べるまでの時間なんかも考えます。そして実際に包丁でリンゴを向いて包丁の練習も。計画を立てるところから「野外料理」というプログラムは始まっているのです。
お家には料理をするのに快適な環境がありますが、野山に行くとそういうわけにはいきません。薪をくべて火をおこし、けむりに目をこすりながら、調理をすることには大きな苦労が伴います。でも、しっかりと計画を立て、分担をして、練習をしてきたからお昼ごろにはしっかりと出来上がります。そうしてみんなで汗水流して苦労して作った料理はやっぱりおいしい!
食べ終わり片づけて帰るころにはわかることが一つ
「いつも食べている夕食のありがたさ」
みんな当たり前のように食べている毎日の食事の大変さを知り、当たり前ではないことも身をもって経験できます。お家の方への感謝の気持ちも強くなります。
まだまだいろんなことの経験が少ない子どもたち。料理一つも買い物、下準備、調理、配膳とたくさんすることがありますが、予定を立てて取り組むことで見通しを付けることができます。大人になり自然に調理ができる「当たり前にできる」ようになるために、物事に見通しをつけられるよう、このプログラムに取り組んでいます。
友達の家まで、お使いにスーパーまで。いつもはそれほど遠いところに出掛けることはないけれど、ちょっと知らないところまで自転車で旅をしてみようと、嵐山から八幡市まで自転車で走りました。
普段何気なく乗っている自転車。気軽に乗れるからこそ、気を付けなければならないことがあります。大切なのは交通ルール。自転車はどこを走るべきか、実際の道路を確認して、標識をクイズ形式にしてまずは学習。そして次は自転車本体をじっくり眺めてみます。自分の体を預ける自転車を確認して、ブレーキにゆるみがないかなんかも確認します。そしていざ練習に鴨川でちょっとしたトライアル。「速く走る」ことを目的とするのでなく、安全に、最後まで走ることができるように、一列になって、ペース配分の練習をします。
本番は桂川沿いのサイクリングロードを南へ。秋晴れの気持ち良い天気の中、自分の力で約15キロを走りました。誰一人事故をすることなく、リタイアをすることもなく。自分一人ではこんなに遠いところまではいけないけれど、カブ隊ならいまだ知らないところへも一緒に行けます!ドキドキとワクワクと、そしてルールもしっかりと守って。
「ちょっと遠出」に出掛けて、いつもと違う景色を楽しむことができました。
入隊までの流れや、必要経費、よくある質問への回答を載せています。
保護者様からいただくことの多い質問とその回答です。
Q. 年度の途中からでも参加できますか?
A. はい、年度の途中からでも参加していただくことができます。
Q. 団本部の金光教会とはどのようなところですか?
A. 活動拠点としてご厚意により利用させていただいております。
Q. 保護者の参加は必須でしょうか?
A. 子供たちのサポートをするデンリーダーとして、集会ごとに交代制で活動に参加していただいております。参加されるのは両親どちらでも問題ありません。
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